政府は、成長戦略の具体策を検討するため、新たに「成長戦略会議」を設置しました。有識者のメンバーには、元金融アナリストのデービッド・アトキンソン氏ら8人を任命し、16日の夕方に初会合を開くことにしています。
政府は、経済財政諮問会議を司令塔に成長戦略やデジタル化を議論する体制を整えるため、16日の閣議で、第2次安倍内閣の発足に合わせて設置した「日本経済再生本部」の廃止を決めました。
これに伴って、再生本部のもとに置かれていた「未来投資会議」も廃止されました。
そして、政府は成長戦略の具体策を検討するため、加藤官房長官を議長とする「成長戦略会議」を新たに設置し、有識者のメンバーには、元金融アナリストで、文化財の修復などを行う会社の社長のデービッド・アトキンソン氏ら8人を任命しました。
「成長戦略会議」は16日の夕方に菅総理大臣も出席し、初会合を開くことにしています。
西村経済再生担当大臣は、記者団に対し「『ディスカッションにウエイトを置いてやっていこう』という菅総理大臣の方針がある。しっかりと成長戦略を議論していければと考えている」と述べました。
-- NHK NEWS WEB