auなどを展開するKDDIの高橋誠社長は、16日、都内で行われた記者会見で、携帯電話料金の値下げについて海外と比べて割高にならないよう、新しい料金プランを近く明らかにする考えを示しました。
KDDIの高橋社長は16日、5Gに関連したサービスの説明会のあと会見し、携帯電話料金の値下げについて「菅総理大臣から国際的に遜色のない料金を求められていると受け止め、検討を進めている」と述べました。
そのうえで「総務省はデータ通信の容量が20ギガバイトのプランで海外と比較しているので、そのあたりでUQモバイルを含めたマルチブランドの戦略の中で答えを出していく」と述べ、海外と比べて割高にならないような、新しい大容量のプランを近く明らかにする考えを示しました。
菅総理大臣が携帯電話料金の値下げに強い意欲を示す中、ソフトバンクは大容量の料金プランを見直し、新たに月額5000円を下回るプランの導入を検討していることが明らかになっていて、KDDIも新たなプランの導入でこれに応えるねらいがあると見られます。
一方、高橋社長はNTTがNTTドコモを完全子会社化することについて「正直驚いている。公正な競争の確保が阻害されないかがポイントで、しっかり国に対して主張していきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB