劇団四季は、東京で上演中のミュージカル「アラジン」の出演者など、合わせて10人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。公演は一時、中止していましたが、すべての出演者を入れ替え再開しているということです。
劇団四季によりますと、今月9日、東京 港区の劇場で上演中のミュージカル「アラジン」の出演者1人に発熱の症状が見られたため、翌日、民間会社のPCR検査を独自に行ったところ、新型コロナウイルスに感染していることが分かったということです。
その後、保健所に連絡し、濃厚接触者と認定された出演者とスタッフ29人を検査した結果、16日までにさらに9人の感染が確認されました。いずれも症状は軽いということです。
これを受けて劇団では、10月10日から「アラジン」の公演を中止していましたが、15日からすべての出演者を入れ替えて公演を再開しています。
劇団四季では舞台と客席の間に距離を設けて上演していて「安心して観劇してもらえるよう、引き続き新型コロナウイルスの感染予防対応に力を尽くしていきたい」としています。
-- NHK NEWS WEB