東京の医療機器販売会社の元社長が、架空の広告宣伝費を計上するなどの手口で会社の所得1億3000万円余りを隠し、3200万円を脱税したとして、脱税を手助けした、ほかの会社の役員ら3人とともに東京地検特捜部に逮捕されました。
逮捕されたのは東京 豊島区の医療機器販売会社「コダマメディカル」の元社長、小玉高明容疑者(65)ら4人です。
東京地検特捜部によりますと、小玉元社長は、おととしまでの3年間に架空の広告宣伝費を計上するなどの手口で会社の所得1億3000万円余りを隠し、3200万円を脱税したとして、法人税法違反の疑いが持たれています。
ともに逮捕された会社役員の金子清志容疑者(63)ら3人は、自分の会社名義の口座にコダマメディカルから架空の広告宣伝費をいったん振り込ませるなどして、脱税を手助けした疑いがあるということです。
特捜部と東京国税局査察部は、会社の捜索で押収した資料を分析するなどして、資金の流れの解明を進めるものとみられます。
特捜部は、小玉元社長ら4人の認否を明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB