同志社大学の学生ら2人が新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んだ事業者に現金を支給する国の「持続化給付金」をだまし取ったとして逮捕されたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
京都府警にはほかの複数の大学生からも不正受給した給付金を返金したいといった相談が寄せられていて、実態解明を進めています。
逮捕されたのは同志社大学の大学生らいずれも20代の男2人です。
捜査関係者によりますと、このうち大学生はことし6月、知り合いの学生2人の名義で新型コロナの影響で事業収入が大幅に減ったといううその申請書類を提出し、国から支給される「持続化給付金」200万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
大学生は、ほかにも、同じサークルの学生などに給付金を申請するよう勧誘していたとみられるということです。
持続化給付金をめぐっては、これまでに滋賀県の自称会社員の男ら4人が京都府警に逮捕されていて、学生はこのグループで、勧誘役をしていたということです。
警察には京都市内の私立大学に通うほかの複数の学生からも、「給付金を不正受給したので、返金したい」といった相談が寄せられているということで、警察が実態の解明を進めています。
-- NHK NEWS WEB