ネット金融大手の「SBIホールディングス」は、群馬県の「東和銀行」と資本提携する方針を固めました。SBIは「地銀連合構想」を掲げていて、今回の資本提携は5行目になります。
関係者によりますとSBIホールディングスは、前橋市に本店を置く「東和銀行」と資本提携する方針です。
互いに数%の株式を持ち合う方向で、最終的な調整を進めているということです。
大正6年に設立された東和銀行は、群馬県などで94店舗を展開していて、ことし3月末時点で預金がおよそ1兆9800億円、貸出金が1兆4500億円余りです。
2009年に国から350億円の公的資金を注入されましたが、おととし200億円を返済しています。
東和銀行としては金融とITを組み合わせた、フィンテックに強みを持つSBIと資本提携することで、収益力の強化を図るねらいがあるものとみられます。
SBIは人口減少やマイナス金利の影響を受ける地方銀行との資本提携を進める「地銀連合構想」を掲げていて、今回、資本提携すればことし2月の静岡県の清水銀行に続き、5行目になります。
-- NHK NEWS WEB