今年度上半期の国内のノートパソコンの出荷台数は429万台余りで、今の形で統計を取り始めた平成19年度以降、上半期としては最も多くなりました。新型コロナウイルスの影響によるテレワークの広がりや小中学校でのパソコンの配備が進んでいることが背景にあるとみられています。
電機メーカーなどでつくるJEITA=電子情報技術産業協会によりますと、今年度上半期、ことし4月から先月までの国内のノートパソコンの出荷台数は昨年度の同じ時期より15%増えて429万9000台となりました。
これは今の形で統計を取り始めた平成19年度以降、上半期としては最も多くなっています。
増加した背景には、新型コロナウイルスの影響でテレワークが急速に広がったことや、小中学校で児童や生徒が学習にパソコンを活用できるよう環境の整備が進められていることがあるとみられます。
今後の見通しについて、JEITAでは「テレワークの広がりによるノートパソコンの出荷の増加は最近はいったん落ち着いているが小中学校へのノートパソコンの配備は出荷台数をしばらく押し上げそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB