高速・大容量の通信規格、5GにアップルのiPhoneとして初めて対応した新型機種が23日、日本で発売されました。これで、大手スマホメーカー各社の5G対応端末が出そろったことになります。
東京 渋谷のアップルの直営店は通常より2時間早く開店し、予約した客が新型機種「iPhone12」を次々に買い求めていきました。
新型機種はiPhoneとしては初めて高速・大容量の通信規格5Gに対応し、映画などの大容量のデータも短時間でダウンロードできます。
30代の女性は「5Gに対応したiPhoneが出るのを待っていました。使ってみるのが楽しみです」と話していました。
5G対応のスマホは、シャープやサムスン電子、ソニーモバイルなどほかのメーカーがすでに発売し、これで大手メーカー各社の5G対応端末が出そろったことになります。
ただ、総務省によりますと、5Gに対応した携帯電話の契約数は、ことし6月末の時点で全体の0.1%程度にとどまっています。
民間の調査によりますと、昨年度、国内で出荷されたスマホのうち、iPhoneが最も高い45%のシェアを占めていて、今回の新型機種の発売を機に国内で5Gの普及が進むか注目されます。
-- NHK NEWS WEB