がんや感染症の予防に効果があるとうたって、医薬品の承認を受けていないサプリメントを販売したなどとして、57歳の医師の男ら3人が警視庁に逮捕されました。注文を受けた際には「新型コロナウイルスの対策にもなる」と説明していたということです。
逮捕されたのは、東京 新宿区の医師でサプリメント販売会社の社長、風本真吾容疑者(57)と社員2人の合わせて3人です。
警視庁によりますと、風本医師らはことし3月から6月にかけて、医薬品の承認を受けていないサプリメントについて、がんや感染症の予防に効果があるとうたった広告を出して販売したとして、医薬品医療機器法違反の疑いが持たれています。
会社のホームページの広告には医師本人や新宿区内にある診療所の写真も掲載されていました。
主な顧客はエステサロンなどの法人で、電話で注文を受けた際には「新型コロナウイルスの対策にもなる」と説明していたということです。
警視庁は20年にわたってこうしたサプリメントの販売を続け、およそ7000万円の利益を得ていたとみて調べています。
調べに対し風本医師は「医薬品にあたるという認識はなかった」と容疑を一部否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB