NTTが携帯電話事業を手がけるNTTドコモに対して行っているTOB=株式の公開買い付けは、来月16日に応募が締め切られます。ドコモの株主はおよそ27万人で、応募する場合手続きに一定の時間がかかるため、担当の証券会社は早めの対応が必要だとしています。
NTTは、新しいサービスや次世代の通信規格にグループ一体で取り組むためとして、子会社のNTTドコモに対し1株3900円でTOBを行い、完全子会社化することを目指しています。
ドコモの株主はおよそ27万人で、当面、株を持ち続けることもできますが、TOBに応募する場合は来月16日の午後4時に締め切られます。
今回のTOBは、代理人を務める三菱UFJモルガン・スタンレー証券の証券口座を通じて取り引きが行われますが、株主がこの証券会社の口座を持っていない場合、通常の口座か、今回かぎりの「専用口座」かを選んで開設する必要があります。
また、ドコモの株を別の証券会社の口座に保有している株主は、株式を移す必要があり手続きには一定の時間がかかると見込まれています。
このため、証券会社では早めの対応が必要だとしていて、口座開設が必要になる株主は店頭で申し込む場合、来月6日までに申し込んでほしいとしています。
-- NHK NEWS WEB