携帯電話料金の値下げに向けて武田総務大臣は、総務省が27日発表する、事業者間の競争を促すための政策には、利用者が携帯電話会社を乗り換えやすい環境の整備などを盛り込む考えを示しました。
武田総務大臣は26日午前、総理大臣官邸で菅総理大臣と会談し、携帯電話料金の値下げに向けて27日発表する、事業者間の競争を促すための政策「アクション・プラン」について報告しました。
会談のあと武田大臣は記者団に対し「事業者が自由に参加できる市場の環境づくり、利用者が、携帯電話会社を自由に乗り換えやすい環境整備をどう進めるかをしっかりと盛り込んだものにしていきたい」と述べました。
武田大臣からの報告に対し菅総理大臣は「事業者と利用者の意見をしっかりと聞き、いいアクション・プランを作ってほしい」と述べたということです。
「アクション・プラン」には、携帯電話会社を乗り換える際にカードの差し替えが不要な「eSIM」と呼ばれる機能の普及を進めていくことや、各社の料金やサービスなどをわかりやすく説明した専用ホームページを、年内に構築することなどが盛り込まれる見通しです。
-- NHK NEWS WEB