総務省は携帯電話料金の値下げに向けて、契約先を乗り換える際、カードを差し替えが不要な「eSIM」と呼ばれる機能を普及させるなどの政策を取りまとめた「アクション・プラン」を発表しました。携帯電話会社がこのプランに対応することで値下げにつながるかが焦点となります。
総務省のアクション・プランは携帯電話料金の値下げに向けて各社の競争を促す政策を盛り込んでいます。
この中では「利用者にとってわかりやく納得のできる料金・サービスの実現が必要」だとして、料金プランの変更や契約先を乗り換える手続きなどをわかりやすく解説する専用のホームページを年内に設けるとしています。
また、契約先の乗り換えをしやすくするため契約者の情報を書き込むSIMカードの機能を端末に内蔵させた「eSIM」の普及に向けて、来年の夏までに指針を策定するほか、キャリアメールと呼ばれる携帯電話会社のドメインのメールアドレスを乗り換え後もそのまま使えるようにする仕組みを検討するなどとしています。
総務省は今後、大手各社がプランに沿って取り組んでいるかを審査する方針で、料金の値下げにつながるかが焦点となります。
-- NHK NEWS WEB