石油元売り最大手の「ENEOS」は、愛知県知多市にある「知多製造所」について、来年10月をめどに製造を停止したうえで、設備の一部について「出光興産」への譲渡を協議することで合意したと発表しました。
石油元売り最大手の「ENEOS」は、27日愛知県知多市で会見を開き、「知多製造所」について、来年10月をめどに製造を停止することを発表しました。
知多製造所は、化学繊維などの原料となるパラキシレンを年間40万トン生産できる施設ですが、中国の企業などとの国際競争が激しくなる中で、原料のナフサを海外からの輸入に頼り、製造コストが高かったことなどから生産の効率化を図るため、今回の停止に踏み切ったということです。
会社によりますと、施設の一部については出光興産への譲渡を協議することで合意していて、およそ180人の従業員は、配置転換するなどして雇用を維持するとしています。
-- NHK NEWS WEB