東急百貨店はタイのバンコクにある店舗を、来年1月末で閉店すると発表しました。新型コロナウイルスの影響で、外国人観光客の来店が激減したことなどが要因で、バンコクでは日系デパートの撤退が相次いでいます。
東急百貨店は29日、バンコクにある店舗「MBKセンター店」を来年1月末で閉店すると発表しました。
この店舗は1985年に開業し、外国人観光客が主な顧客となっています。
しかし、近隣の商業施設との競争が激しくなったことに加えて、新型コロナウイルスの感染対策として、入国が厳しく制限されている外国人観光客の来店が激減しているということです。
タイでは今月から外国人観光客の受け入れを再開したものの、対象は一部に限られていて、会社では今後も売り上げの回復は見込めないことから閉店を決めました。
バンコクでは競争の激化を背景に、三越伊勢丹ホールディングスのデパート「バンコク伊勢丹」も、ことし8月末で閉店し日系デパートの撤退が相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB