学校法人「森友学園」が大阪・豊中市の元の国有地に建設している小学校について、施工業者は一連の問題で、大阪府などの調査が進められていることから、工事をいったん中止したことを明らかにしました。
大阪の学校法人、森友学園は国から売却された豊中市の元の国有地に、来月の開校を目指して小学校の建設を進めています。小学校は校舎の外観がほぼ整い、教室などの内装工事や、校庭に積み上げられた土砂を運び出す作業が進められていました。
これについて、工事を請け負った会社の社長は10日、記者団の取材に対し、森友学園が国や大阪府などに金額が異なる契約書を提出していたことが明らかになり、府などの調査が進められていることから、工事を10日朝から、いったん中止したことを明らかにしました。
現場では敷地の入り口の柵に鍵がかけられ、ふだんは朝から出入りしてる工事の車や作業員の姿はほとんど見られませんでした。
今後の見通しについて、会社の社長は「工事を請け負った以上、最後まで造り上げる用意で準備はしている」と述べました。
-- NHK NEWS WEB