大手電機メーカー、パナソニックの先月までの半年間の決算は、新型コロナウイルスの影響で航空機向けの映像機器の販売が落ち込んだことなどから、減収減益となりました。
パナソニックが発表した先月までの半年間のグループ全体の決算によりますと、売り上げは前の年の同じ時期より20.4%少ない3兆591億円、最終的な利益は51.6%少ない488億円で減収減益となりました。
これは新型コロナウイルスの影響で航空機の生産が減少していることに伴って航空機向けの映像機器の売り上げが落ち込んだほか、住宅関連の設備の販売も減るなどしたためです。
一方、最終赤字に陥ったことし6月までの3か月間の決算と比べると、最終的な利益は黒字に転じました。
これについて会社では、アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」向けの電池事業がことし6月までの3か月間に赤字に陥ったものの、その後、需要が回復し黒字に転じたほか、空気清浄機や冷蔵庫などの家電の売り上げが好調で、業績は持ち直す傾向にあると説明しています。
-- NHK NEWS WEB