家電量販大手の「ノジマ」の先月までの半年間の中間決算は、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにテレワークが広がったことでパソコンなどの売れ行きが大きく伸び、本業のもうけを示す営業利益は去年の同じ時期と比べて49%増え、大幅な増益となりました。
ノジマが29日発表した、ことし4月から先月までの半年間の決算によりますと、売り上げは2407億円で、去年の同じ時期より10.7%減少した一方、本業のもうけを示す営業利益は175億円と去年の同じ時期より49%増加しました。
春先には新型コロナウイルスの感染拡大で店舗を休業にするなど売り上げに影響が出ましたが、その後は、コストの削減を進めたほか、テレワークの広がりでパソコンやその周辺機器の販売が大きく伸びました。
一方、ノジマは、感染拡大の影響で仕事が減った企業から従業員を受け入れる取り組みを進めています。
これに関連して、野島廣司社長は中間決算に合わせて記者会見で、航空大手のANAホールディングスが従業員を一時的に出向させることについて「当社の目的は社会貢献だ。まずは研修を受けてもらい、最終的には各部署で100人から200人を受け入れる」と述べ、協力したいという考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB