東京・渋谷区などの繁華街にあるガールズバーで、無許可で女性スタッフに客の接待をさせていたとして、警視庁は実質的な経営者の男ら12人を逮捕するとともに、都内の8つの店舗などを捜索しました。客からは「法外な料金を請求された」という相談が相次いでいたということです。
逮捕されたのは、世田谷区の会社役員、齋藤範容疑者(36)ら男女合わせて12人です。
警視庁は27日の深夜から28日にかけて、齋藤容疑者が実質的に経営する渋谷区と新宿区、それに港区のガールズバー8店舗と会社事務所を捜索しました。
警視庁によりますと、12人は無許可でガールズバーの女性スタッフに客の接待をさせていたとして、風俗営業法違反の疑いが持たれています。
調べに対し、12人のうち齋藤容疑者は「経営者ではない」などと容疑を否認しているということです。
8つの店舗では、ことしに入ってからの売り上げが合わせておよそ2億5000万円に上るということですが、客からは「法外な料金を請求された」という相談が相次いでいて、中には2、3人のグループで数十万円を請求されたケースもあるということです。
警視庁は捜索で押収した資料を分析するなどして営業の実態を詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB