「Go Toトラベル」の割り引きを利用した人で、新型コロナウイルスに感染したと宿泊施設などに連絡があった人の数は、29日までに76人になることが観光庁のまとめで分かりました。観光庁は「Go Toトラベル」に参加している旅行会社や宿泊施設に対し、利用者や保健所などから新型コロナウイルスに感染したと連絡があった場合に、報告を求めています。
今月中旬に関西を出発して北海道をまわったツアー旅行の参加者と乗務員14人の感染が確認されたと、主催した大手旅行会社から報告がありました。
観光庁のまとめによりますと「Go Toトラベル」の事業開始の7月から9月末までに割り引きを利用した人は、少なくとも延べ2518万人で、このうち感染の報告があった人数は、9月29日までに16人でした。
その後、10月29日までに、さらに60人の感染の報告があり、合わせて76人になるということです。
観光庁は、旅行で感染した可能性もあるとして、引き続き、事業者に対して出発前に参加者の体調を確認するなど、対策の徹底を求めるほか、旅行する人にも、マスクの着用や毎朝の検温などで体調を確認し、感染拡大を防ぐよう求めています。
-- NHK NEWS WEB