新型コロナウイルスの感染が拡大する中、ネット証券も含めた証券各社の口座数が1年前に比べていずれも増えていることが分かりました。自宅に居ながらインターネットを通じて株式などを売買しようという個人投資家が増えたためとみられています。
ことし4月から9月までの半年間の決算発表を終えた証券各社の9月末時点の口座数は、10社すべてで1年前に比べて増えています。
中でもネット証券の口座数の伸びが目立っていて、「SBIホールディングス」は595万口座余りと1年前に比べて20%増え、口座数で業界首位になりました。
証券大手でもネットの口座数が、野村ホールディングスで2%、大和証券グループ本社で1%、SMBC日興証券で4%、それぞれ1年前より増えました。
口座数の増加について証券各社は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、自宅に居ながらインターネットを通じて株式などを売買しようという個人投資家が増えたためとみています。
各社はこうした個人投資家のニーズは今後も続くとして、オンラインでの営業活動により力を入れる方針です。
-- NHK NEWS WEB