クレジットカードの利用情報をもとに消費の動向を指数にする調査で、先月、前半の旅行の指数が大幅に改善しました。観光需要の喚起策「Go Toトラベル」の対象に東京を発着する旅行が加わったためとみられます。
データ分析会社のナウキャストとクレジットカード大手のJCBはカードの利用情報をもとにプライバシーを保護したうえで、消費動向をみる指数を公表しています。
それによりますと、先月1日から15日の指数は、感染拡大前の1月後半と比較するとマイナス12%でした。
9月後半がマイナス8.9%だったため落ち込みが大きくなりました。
内訳をみますと、
▽「外食」がマイナス27.3%、
▽「百貨店」がマイナス22%と
9月後半より大きな落ち込みになりました。
一方で
▽「旅行」がマイナス3.6%と9月後半のマイナス17.1%から大幅に改善しました。
調査をした会社は、「消費全体としては弱い傾向が続いているが、政府の観光需要の喚起策『Go Toトラベル』に東京を発着する旅行が対象に加わった影響が指数にあらわれた」と話しています。
-- NHK NEWS WEB