大手デパート5社の先月の売り上げは、このうち2社が、去年10月の消費税率引き上げの反動で、1年1か月ぶりに増加に転じました。
大手デパート5社が発表した先月の売り上げの速報値によりますと、去年の同じ月と比べて「そごう・西武」が6.3%、「高島屋」が2.7%、それぞれ増えました。
これは、去年10月の消費税率引き上げで売り上げが落ち込んだ反動によるもので、増加に転じるのはいずれも1年1か月ぶりです。
一方、「三越伊勢丹ホールディングス」が0.6%、「阪急阪神百貨店」が2.8%、大丸と松坂屋を展開する「J.フロント リテイリング」が6.2%売り上げが減ったものの、新型コロナウイルスの影響で30%以上落ち込んだ9月と比べると減少幅は大きく縮小しています。
デパートの担当者の1人は「食品やキッチン用品などが『巣ごもり需要』で好調なことに加え、物産展などの催事も再開し、客足は徐々に戻ってきている」と話していました。
-- NHK NEWS WEB