大統領選挙から一夜明けた4日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、選挙結果が見通せない中、値上がりして取り引きが始まっています。一方、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は大幅に値上がりしています。
前日はバイデン氏優勢の見方からダウ平均株価は大幅に値上がりしましたが、この日はそうした見方が後退する一方、選挙結果がいつ判明するのか不透明感が強まったとして、値上がりで始まったものの、慎重な取り引きが続いています。
一方、IT関連銘柄では、民主党が主張している大企業への増税が回避されるのではないかという見方から、アップルやアマゾンなどを中心に買われていて、こうした銘柄の多いナスダックの株価指数は大幅に値上がりしています。
市場関係者は「ダウは未明の時間外の取り引きでは乱高下するなど、方向感は定まっていない。選挙結果の確定がいつになるかが注目されている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB