アパレル大手「ワールド」の、ことし9月までの半年間の決算は、新型コロナウイルスの感染拡大による店舗の臨時休業などの影響で、最終損益が110億円と過去最大の赤字となりました。
発表によりますと、ことし4月から9月までの半年間の決算は、売り上げが790億円と去年の同じ時期と比べて32.8%減り、最終的な損益は110億円の赤字となりました。
この時期の赤字は5年ぶりで、赤字の規模は過去最大となりました。
これは新型コロナウイルスの感染拡大で、4月から5月にかけて、ほとんどの店を臨時休業にしたため、販売の機会が大幅に減ったことに加えて、一部のブランドの撤退や人員削減などにかかる費用を、損失として計上したことが要因です。
また、来年3月までの1年間の業績見通しについて、会社ではインターネットによる販売が当初の予想を上回る水準になっているものの、新型コロナウイルスの影響が見通せないとして、8月に発表した予想を据え置き、最終損益が60億円の赤字になると見込んでいます。
-- NHK NEWS WEB