東京・墨田区の東京スカイツリーでは落雪による事故を防ごうと、24日朝からタワーに積もった雪を取り除く作業に追われました。
作業員たちは、高さ数百メートルのタワーにの足場に立ち、大型のブラシなどを使って鉄骨部分などについた雪の塊を取り除いていました。周辺の道路には「落雪に注意」と書かれた看板を持った作業員たちが並び、歩行者に対して上から落ちてくる雪に注意するよう呼びかけていました。
スカイツリーの運営会社によりますと、開業当初は、冬になるとタワーから落下した雪の塊で周辺にとめてあった車がへこむなどの被害が出たということです。このため現在は、こうした除雪作業に加えて、そもそも雪が積もらないように展望台の外壁に雪を溶かすヒーターを設けたり、タワーの先端部に目の細かいネットを取り付けるなどの対策をとっているということです。
-- NHK NEWS WEB