11月2日までの1週間に全国で確認された新型コロナウイルスの感染者の集団=クラスターは、合わせて100か所余りに上ることが厚生労働省のまとめで分かりました。
厚生労働省は、自治体が公表したデータや報道をもとに、毎週、全国のクラスターの発生件数をまとめています。
それによりますと、11月2日までの1週間に全国で確認されたクラスターは合わせて103か所で、前の週のおよそ1.6倍に増加しました。
▽最も多かったのは「企業や官公庁など」で29か所、
次いで
▽「飲食店」が20か所、
▽高齢者施設などの「福祉施設」が18か所、
▽「学校・教育施設」が11か所
▽「医療機関」が9か所などとなっています。
また、10月5日から11月2日までのおよそ1か月間に確認されたクラスターは合わせて341か所で、これまでに確認されたクラスター全体の2割近くを占めるということです。
クラスターは感染拡大の原因になることから、政府の分科会が国に対策の強化を求めていて、厚生労働省も自治体による封じ込めを支援するためクラスター対策の専門家を保健所などに派遣しています。
-- NHK NEWS WEB