4日の東京株式市場、日経平均株価は400円近く値上がりしました。アメリカの大統領選挙で、どちらの候補が勝利しても大規模な財政出動が続くとの期待などから、多くの銘柄に買い注文が出ました。
4日の東京株式市場は、3日のニューヨーク市場でダウ平均株価が大幅に上昇した流れを引き継いで、取り引き開始直後から買い注文が膨らみ、日経平均株価は一時、500円余り値上がりしました。
アメリカ大統領選挙の開票作業に目立った混乱はみられず、どちらの候補が勝利しても大規模な財政出動が続くとの期待などから、幅広い銘柄に買い注文が出ました。
▽日経平均株価、4日の終値は、祝日前の2日より399円75銭高い2万3695円23銭。
▽東証株価指数=トピックスは、19.30上がって1627.25。
▽1日の出来高は、13億233万株でした。
投資家の間で、今回の選挙結果がすぐに判明しないことへの警戒感は、開票作業が進むにつれて薄らいできていますが、新しい大統領が決まるまでは予断を許さない状況が続くとの見方も残っています。
市場関係者は「アメリカの政治空白に対する投資家の懸念は一時的に後退しているが、今後、開票作業に混乱などが生じれば、株安に転じる展開も否定はできない」と話しています。
-- NHK NEWS WEB