5日のニューヨーク株式市場は、アメリカ大統領選挙での民主党のバイデン前副大統領の優勢を見越して、ダウ平均株価は、大幅に上昇しました。市場では、議会では民主党が多数派にならない「ねじれ」が続くことで、増税などの政策が取りにくく、企業活動や株価にはプラスだという見方が広がっています。
5日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて542ドル52セント高い、2万8390ドル18セントでした。
アメリカ大統領選挙では、民主党のバイデン氏が当選に必要な270人の選挙人の獲得に近づき、市場ではバイデン氏の優勢を見越して幅広い銘柄に買い注文が出ています。
また、同時に行われた議会選挙では、上院で共和党が引き続き多数となれば、バイデン氏が大統領になっても「ねじれ」の状態が続き、民主党が主張する企業への増税などが直ちには実施されず、企業活動や株価にはプラスだとの見方が広がっています。
大統領選挙が行われた今週、ダウ平均株価はこれで4日続けての大幅値上がりとなります。
一方、外国為替市場では、ドル売り・円買いが進み、円相場は、1ドル=103円台前半と、およそ8か月ぶりの水準まで値上がりしています。
-- NHK NEWS WEB