ソフトバンクグループのことし9月までの半年間の決算は投資先の企業の価値が上昇したことなどから、最終的な利益は1兆8832億円とこの期間として過去最高となりました。
ソフトバンクグループが9日発表したことし9月までの半年間の中間決算によりますと、グループ全体の最終的な利益は前の年の同じ時期の4.4倍の1兆8832億円でこの期間として過去最高となりました。
これは、保有していたアメリカの大手携帯電話会社、TモバイルUSの株式の一部を売却したことに加えて、傘下の2つのファンドの投資先の企業の株価が上昇するなどして、1兆3000億円を超える利益が出るなどしたためです。
また、昨年度の決算が巨額の最終赤字に陥り、財務の改善のため資産を売却するなどして調達した資金の額は、ことし9月末までに目標としていた4兆5000億円を上回り、5兆6000億円に上ることを明らかにしました。
孫正義社長は、決算会見で今後の戦略について「次の10年間はAIを制するものが未来を制する。AI革命への投資会社になる」と述べ、AI=人工知能関連の事業への投資に意欲を示しました。
-- NHK NEWS WEB