新型コロナウイルスの感染拡大で雇用への影響が広がる中、労働組合でつくる団体が、この冬のボーナスについて企業などからの回答状況をまとめたところ、およそ半数で、去年より引き下げられたことが分かりました。
全労連・全国労働組合総連合などが、加盟する労働組合を対象に、ことしの冬のボーナスについて調査し、これまでに企業などから回答があった276の組合の状況をまとめました。
それによりますと、前年と比較できる147の組合について集計したところ、およそ半数に当たる72の組合で、去年より引き下げられたことが分かりました。
また、冬のボーナスの金額について、業種や規模などの条件をそろえるため、118の組合を抽出して調査した結果、平均で1.82か月分、51万8058円で、去年より0.21か月分、17万2541円減少したということです。
これは、過去10年で最も低くなっていて、中小企業で、ボーナスが大幅に減額されるケースが多くなっています。
-- NHK NEWS WEB