11日の東京株式市場は、終値でも29年ぶりに2万5000円台を回復しました。新型コロナウイルスのワクチン開発が進展し、経済活動が本格化する事への期待などから、多くの銘柄に買い注文が出ました。
▽日経平均株価、11日の終値は、10日より444円1銭高い2万5349円60銭となり、終値でも1991年11月以来、29年ぶりに2万5000円台を回復しました。
▽東証株価指数=トピックスは、28.27上がって1729.07。
▽1日の出来高は、16億8320万株でした。
日経平均株価は、アメリカ大統領選挙をめぐる不透明感が後退したことに加え、新型コロナウイルスのワクチンの実用化への期待などから、7営業日連続の値上がりとなり、この間の値上がり幅は2300円を超えています。
市場関係者は「背景には、世界的な金融緩和で資金が株式市場に流れ込んでいることがある。株価上昇のペースは早すぎるとして、投資家の間では警戒感も出ている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB