12日、広島県東広島市の住宅の敷地で、生後まもない赤ちゃんの遺体が見つかり、技能実習生のベトナム人の母親が死体遺棄の疑いで逮捕されました。遺体にはへその緒などがついていたということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
逮捕されたのは、東広島市志和町志和西に住む技能実習生でベトナム人のスオン・ティ・ヴォット容疑者(26)です。
警察によりますと、11日から12日午後2時半ころにかけて、実習先の会社の寮となっている住宅の敷地の土の中に、生後まもない女の子の赤ちゃんを埋めたとして、死体遺棄の疑いが持たれています。
スオン容疑者から「自分が産んだ子どもを埋めた」と打ち明けられた会社の関係者が、12日、遺体を見つけて警察に通報したということで、調べに対し「遺棄したことは間違ない」と供述し、容疑を認めているということです。
遺体には目立った外傷はなく、へその緒と胎盤がついた状態で、遺体が見つかった住宅では、技能実習生の同僚の女性と2人で暮らしていたということです。
警察は赤ちゃんの死因や、遺棄したいきさつを詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB