法科大学院の教授を3年前まで務めていた東京の弁護士が、弁護士の資格がないコンサルティング会社の代表から仕事のあっせんを受けていたとして、警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、大東文化大学法科大学院の元教授で、弁護士の鈴木格容疑者(74)です。
警視庁によりますと、鈴木弁護士は去年、弁護士の資格がないコンサルティング会社の代表から、債権の回収などに関する仕事のあっせんを受けたとして、弁護士法違反の疑いが持たれています。
鈴木弁護士は3年前に法科大学院を定年退職したあと、東京 文京区の一軒家に事務所を構えていましたが、かつての顧客から代表を紹介され、1件当たり10万円から15万円であっせんを受けていたということです。
調べに対し「弁護士と接見するまで話さない」と、認否を留保しているということです。
警視庁は、これまでにおよそ30件のあっせんを受け、少なくとも300万円の報酬を得ていたとみて、詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB