パナソニックは、2012年からトップを務める津賀一宏社長が来年6月に会長に就任する人事を内定しました。また、再来年4月には持ち株会社に移行し、社名を「パナソニックホールディングス」に変更することも決めました。
パナソニックは13日、取締役会を開いて、来年6月24日付けで2012年からトップを務めている津賀一宏社長が会長に就任し、後任に楠見雄規常務が昇格する人事を内定しました。
この人事は来年6月の株主総会で正式に決定され、経営トップが交代するのは9年ぶりとなります。
また、再来年4月に持ち株会社に移行し、社名を「パナソニックホールディングス」に変更することも併せて決めました。
津賀社長はプラズマテレビや液晶パネル事業、それに半導体事業といった不採算部門からの撤退を相次いで打ち出し、構造改革に取り組んできました。
しかし、ことし9月までの半年間のグループ全体の決算は新型コロナウイルスなどの影響で最終的な利益が前の年の同じ時期より大幅に減少していました。
新型コロナウイルスの影響で景気の先行きが不透明な状況が続く中、経営トップの交代と組織改革によって経営の強化を図れるかが問われることになります。
-- NHK NEWS WEB