全国で新型コロナウイルスの感染者の集団=「クラスター」など、複数の人の感染が確認された事例は、今月9日までの1週間に合わせて130件に上ることが厚生労働省のまとめで分かりました。前の週から20件余り増加し、厚生労働省が警戒を強めています。
厚生労働省は、毎週、報道などをもとに自治体がクラスターと認定した事例や、2人以上が感染した事例をまとめています。
それによりますと、今月9日までの1週間に全国で確認されたクラスターなどは合わせて130件で、前の週から27件、率にして26%増加しました。
最も多かったのは「飲食店」で28件、高齢者施設などの「福祉施設」が27件、「企業や官公庁など」が22件、「医療機関」が17件、
「学校・教育施設」が16件などとなっています。
クラスターは感染拡大の原因になることから、厚生労働省は自治体による封じ込めを支援するため、感染が拡大している地域にクラスター対策の専門家を派遣するなど警戒を強めています。
-- NHK NEWS WEB