ゲームソフト大手「カプコン」は、サイバー攻撃を受けた問題で、顧客や取引先などの個人情報が最大でおよそ35万件流出した可能性があると明らかにしました。
カプコンは今月2日にサイバー攻撃を受け、「Ragnar Locker(ラグナロッカー)」と名乗るグループから金銭を要求されたため、警察に通報し、被害の状況を調べています。
その結果、国内外の顧客や取引先などの個人情報が最大でおよそ35万件流出した可能性があることがわかったということです。
具体的には、お客様相談室に相談した顧客の名前や住所、それに電話番号などおよそ13万4000件や、株主の名前や住所、それに持っている株式数など、およそ4万件が流出したおそれがあるということです。
また、従業員や元従業員の名前など、個人情報合わせて9件が流出したことが確認されたとしています。
一方、ゲームを利用するためのインターネット接続や、ホームページへのアクセスで被害が拡大することはないとしています。
カプコンは「多大なるご心配とご迷惑をおかけしており、改めておわび申し上げます。今回の事態を重く受け止めて管理体制の強化に努め、不正アクセスなどの犯罪行為に厳正に対処する」とコメントしています。
会社では16日から専用の電話窓口を設けて、問い合わせに対応するということです。
ゲームユーザー窓口 0120-400161
総合窓口 0120-896680
受付時間は午前10時~午後8時
-- NHK NEWS WEB