大手広告会社「博報堂DYメディアパートナーズ」に架空のテレビCMの制作費を請求し、現金3000万円余りをだまし取ったとして、元社員の男ら4人が詐欺の疑いで逮捕されました。
警視庁は被害額は3年間でおよそ7億円に上るとみて調べています。
逮捕されたのは、「博報堂DYメディアパートナーズ」の元社員で、東京 大田区の中島眞毅容疑者(43)と、取引先の広告会社の役員ら3人の合わせて4人です。
警視庁によりますと、4人はおととし11月、会社に架空のテレビCMの制作費を請求し、現金およそ3200万円をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
会社の内部調査で不正が発覚したもので、中島容疑者は去年9月に懲戒解雇されていました。
警視庁は、4人が同じ手口で架空請求を繰り返し、被害額は去年までの3年間で合わせておよそ7億円に上るとみて、詳しいいきさつを調べています。
警視庁は、4人の認否を明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB