民間の宇宙船としては、初めて運用段階に入った「クルードラゴン」の1号機が、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんら4人を乗せて、日本時間の17日午後に国際宇宙ステーションにドッキングします。野口さんら4人は国際宇宙ステーションで、およそ6か月の長期滞在を行う計画です。
アメリカの民間企業「スペースX」の宇宙船「クルードラゴン」の1号機が、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんと、アメリカ人宇宙飛行士、合わせて4人を乗せて日本時間の16日に打ち上げられました。
野口さんたちは「クルードラゴン」の中で休息し、日本時間の17日、国際宇宙ステーションに接近するための手順を進め、午後1時ごろにドッキングする計画です。
野口さんたち4人は、ハッチを開けて宇宙ステーションに入り、およそ6か月滞在して科学実験などを行うことになっています。
「クルードラゴン」は、NASA=アメリカ航空宇宙局の支援を受けて「スペースX」が開発したもので、民間の宇宙船としては、初めて運用段階に入り、アメリカと宇宙ステーションとの間を往復します。
野口さんはこれで「スペースシャトル」と「ソユーズ」に加えて「クルードラゴン」にも搭乗し、3つの異なるタイプの宇宙船に乗った、初めての日本人飛行士になりました。
-- NHK NEWS WEB