NTTドコモは、預貯金の不正な引き出しが相次いだ電子決済サービス「ドコモ口座」に関する本人確認を強化し、今月26日からショートメールを活用した新たな仕組みを導入することになりました。
「ドコモ口座」をめぐっては、ゆうちょ銀行や地方銀行などの預貯金がドコモ口座を通じて不正に引き出される被害がこれまでに128件確認され、被害金額は2885万円に上っています。
これを受けてNTTドコモは今月26日からドコモ口座の利用者に対する本人確認を強化します。
具体的には、ドコモ以外の携帯電話会社と契約している人がドコモ口座を新たに開設する場合、その利用者の携帯電話宛てにショートメールで送信する暗証番号の入力を求めます。
また、すでにドコモ口座を利用している人に対しても利用者の携帯電話宛てにショートメールで送信する暗証番号の入力を求め、入力されない場合は利用できなくするということです。
現在ドコモ口座では、
▽連携先の35の銀行すべてで銀行口座との新規のひも付けを停止しているほか、
▽29行についてはドコモ口座への入金も停止していて、
NTTドコモはこれらの再開の時期については、銀行側の対策も確かめながら決めたいとしています。
-- NHK NEWS WEB