17日の東京株式市場は、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待などから買い注文が多く、日経平均株価は2万6000円台を回復して取り引きを終えました。2万6000円台の回復は1991年5月以来、29年半ぶりです。
17日の東京株式市場は、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待などから、16日のニューヨーク市場でダウ平均株価が最高値を更新したのに続き午前中は買い注文が多く出ました。
その後は、いったん利益を確定しようという売り注文も増えましたが、結局、日経平均株価の17日の終値は、16日より107円69銭高い、2万6014円62銭でした。
日経平均株価が終値で2万6000円台を回復するのは1991年5月以来、29年半ぶりです。
また東証株価指数=トピックスは2.85、上がって1734.66。
1日の出来高は13億7344万株でした。
市場関係者は「ワクチンが開発されれば国内外の経済活動がもとに戻るといった期待感も重なり、買い注文が続いた。ただ、日経平均株価は11月に入って上げ幅が3000円を超え、過熱ぎみだという見方も出ている。感染の再拡大によって経済活動が再び停滞するのではないかと警戒する投資家も増えていて、このまま株価の上昇が続くかどうかは不透明だ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB