新型コロナウイルスの感染者の集団=「クラスター」などの発生が相次いでいます。16日までの1週間に複数の人への感染が確認された事例は全国で合わせて153件で、前の週から20件余り増加したことが厚生労働省のまとめで分かりました。
厚生労働省は、毎週、報道などをもとに自治体がクラスターと認定した事例や、2人以上が感染した事例をまとめています。
16日までの1週間に全国で確認されたクラスターなどは合わせて153件で、前の週から23件、率にして18%増加しました。
最も多かったのは高齢者施設などの「福祉施設」で37件、次いで、「飲食店」が33件、「学校・教育施設」が30件、「企業・官公庁など」が23件、「医療機関」が16件などとなっています。
クラスターは感染拡大の原因になることから、厚生労働省は感染が拡大している地域にクラスター対策の専門家を派遣するなどして自治体による封じ込めを支援しています。
-- NHK NEWS WEB