大手菓子メーカーの「森永製菓」がサイバー攻撃を受け、社内のシステムの一部がダウンするなどした問題で、会社は、164万人以上の顧客の個人情報が流出した可能性があることを明らかにしました。
また、サーバーの一部のデータが暗号化されて見られなくなり、犯行側からのメッセージもあったということで、身代金要求型のコンピューターウイルス、「ランサムウエア」の被害にあったものとみられます。
大手菓子メーカーの「森永製菓」がサイバー攻撃を受け、社内のシステムの一部がダウンするなどした問題で、会社は、164万人以上の顧客の個人情報が流出した可能性があることを明らかにしました。
また、サーバーの一部のデータが暗号化されて見られなくなり、犯行側からのメッセージもあったということで、身代金要求型のコンピューターウイルス、「ランサムウエア」の被害にあったものとみられます。
大手菓子メーカー「森永製菓」は今月13日、社内のサーバーへの不正アクセスによって複数のシステムがダウンするなどの障害が発生し、一部の商品の製造に影響が出ました。
この問題で、森永製菓は22日、記者会見を開き、通販事業「森永ダイレクトストア」で商品を購入したことのある顧客合わせて164万人以上の個人情報が流出した可能性があることを明らかにしました。
対象は、2018年の5月1日から今月13日の間に利用した人で、氏名や住所、電話番号、生年月日、メールアドレスなどが含まれています。
また、サーバーのデータの一部が暗号化されて見られなくなり、犯行側からのメッセージも確認したとしていて身代金要求型のウイルス「ランサムウエア」の被害にあったものとみられます。
会社によりますと、システムは、22日の朝に全面復旧したということですが、在庫の減少などから一部の商品の供給に影響が続くということです。
森永製菓のコーポレートコミュニケーション部の国近文子部長は「お客様ならび、多くの関係先の皆様に迷惑と心配をかけること、深くおわび申し上げます」と話しています。