23日のニューヨーク株式市場は、国際的な原油の先物価格の上昇を受けてインフレが加速することへの懸念から売り注文が増え、ダウ平均株価は400ドルを超える値下がりとなりました。
23日のニューヨーク株式市場は、国際的な原油の先物価格の上昇を受けてインフレが加速することへの懸念から売り注文が増え、ダウ平均株価は400ドルを超える値下がりとなりました。
23日のニューヨーク原油市場では原油の供給への懸念が強まり、原油価格の国際的な指標となるWTIの先物価格が一時、1バレル=115ドル台まで上昇しました。
これを受けてニューヨーク株式市場ではインフレが加速することへの懸念から売り注文が増え、ダウ平均株価の終値は前日に比べて448ドル96セント安い3万4358ドル50セントでした。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.3%の下落となりました。
市場関係者は「アメリカで原油の在庫が減少していることや、ロシアとカザフスタンを結ぶパイプラインによる原油の輸出が悪天候で滞っていると伝えられたことで、原油の供給への懸念が強まった。投資家の間ではインフレへの懸念が根強く、ウクライナ情勢を背景とした原油価格の上昇に神経をとがらせる状況が続いている」と話しています。