年金生活者らを支援する5000円の給付金をめぐり、自民党の高市政務調査会長は岸田総理大臣が必要性を検討するとしていることも踏まえ白紙に戻して見直す考えを示しました。
与党が提案した年金生活者らを支援する5000円の給付金をめぐっては野党側から「夏の参議院選挙目当てのバラマキだ」などという批判が出ていて、岸田総理大臣は28日の国会審議で「本当に必要なのかどうかをしっかりと検討したい」と述べました。
これについて自民党の高市政務調査会長は29日に開かれた政務調査会の幹部会合で「今年度予算の予備費を財源として活用することを想定していたが年度末で使うことができなかった。新年度予算での実施は白紙だ」などとして白紙に戻して見直す考えを示しました。
自民党は年金生活者らへの支援の在り方などについて、今後関係部会で検討を進めることにしています。
-- NHK NEWS WEB