30日の東京株式市場は、年度末の配当などの権利が29日に確定したことや、外国為替市場で円高が進み、輸出関連の銘柄などに売り注文が広がったことから、株価は値下がりしました。
30日の東京株式市場は、年度末の配当や株主優待の権利が29日に確定したことに加え、このところ上昇傾向だったアメリカの長期金利の下落を受け、外国為替市場で円高ドル安が進んだことで、輸出関連銘柄を中心に売り注文が広がりました。
▽日経平均株価は一時500円以上値下がりして、終値は29日より225円17銭安い2万8027円25銭。
▽東証株価指数=トピックスは24.06下がって1967.60。
▽一日の出来高は14億442万株でした。
市場関係者は「日銀の黒田総裁が、岸田総理大臣との会談後に、円安に対応するよう要請はなかったなどと話したことが伝わると、さらなる円高への意識から売られていた輸出関連銘柄が買い戻され、日経平均株価は下げ幅を縮めた」と話しています。
-- NHK NEWS WEB