来月からの成人年齢の引き下げに伴って18歳から親の同意がなくてもクレジットカードの契約ができるようになりますが、学生については9割を超える会社が限度額を20歳以上と比べて低く抑える対応を取ることが分かりました。
成人年齢はことし4月から18歳に引き下げられ、親の同意がなくても18歳からローンやクレジットカードの契約、証券口座の開設ができるほか、生命保険や損害保険に加入できるようになります。
これを前にクレジットカード会社の業界団体の「日本クレジット協会」が加盟各社の対応について調査を行いました。
それによりますと、20歳未満の顧客を契約の対象としているおよそ200社のうち、93%が学生については限度額を20歳以上と比べて低く設定すると答えました。
学生以外の仕事を持つ人などについても76%が限度額を20歳以上と比べて低く設定するとしています。
一方、契約に際して引き続き親の同意を条件にすると答えた会社は、22%にとどまりました。
日本クレジット協会は「新たに成人となる20歳未満の人たちが、クレジットカードを適切に利用できるよう加盟各社に促すとともに、中学・高校生への啓発活動にも力を入れていきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB