28日、大阪・堺市でバイクに乗った男性に対しておよそ4キロにわたってあおり運転を繰り返した末、車を衝突させて死なせたとして、27歳のドライバーが殺人の疑いで逮捕されました。
警察の調べに対し「相手の運転に腹が立って追いかけた」と供述する一方で、殺意はなかったと容疑を否認しているということです。
殺人の疑いで逮捕されたのは、堺市南区の介護士、川島陸容疑者(27)で、30日に身柄を検察に送られました。
警察によりますと、28日午後6時半ごろ、堺市南区の府道で、近くに住む会社員の北島明日翔さんが(28)乗ったバイクに自分の運転する乗用車を衝突させて殺害した疑いが持たれています。
近くを走っていた車のドライブレコーダーの映像などから容疑者の乗用車が急に車線変更し、バイクの前に割り込んだ疑いがあるということです。
また現場の4キロほど手前から、バイクに後ろから接近したり幅寄せしたりするあおり運転をしていたとみられる映像が残っていたということです。
警察の調べに対し、川島容疑者は「バイクを追い抜けず、腹が立った。その後も相手の運転に腹が立って追いかけた」と供述しているということです。
一方で「殺意はない。私としてはぶつけられたという認識です」と話し、殺人の容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB