1日の東京外国為替市場は、アメリカの長期金利が上昇し、利回りが見込めるドルを買って円を売る動きが出て、円相場は1ドル=122円台後半と、前日と比べて1円以上値下がりしました。
午後5時時点の円相場は、前日と比べて1円円安ドル高の1ドル=122円63~64銭でした。
一方、ユーロに対しては、前日と比べて9銭円高ユーロ安の1ユーロ=135円53~57銭でした。
ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.1052~54ドルでした。
市場関係者は「日本時間の今夜発表されるアメリカの雇用統計が順調に伸びるという予測から、金融引き締めのペースが速まるという見方が強まった。このため、アメリカの長期金利が上昇して日米の金利差が意識され、円を売ってドルを買う動きが出た。また、新年度を迎え、国内の輸入企業が支払いに必要なドルを買う動きも出て、円安の要因となった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB