神戸市に本社のある大手食品メーカーのネスレ日本は、原材料価格の高騰を受けて「キットカット」などの菓子をことし7月の納品分から値上げすることを決めました。
発表によりますとネスレ日本は「キットカット ミニ 12枚」など2品目の菓子を、7月1日の納品分から30円余り値上げします。
また「キットカット ミニ」など10品目については、ことし6月15日の発売分から価格を据え置いたままで内容量を減らし実質、値上げします。
理由について会社では、チョコレートの原料となるカカオ豆や砂糖、小麦などの価格の上昇に加え、円安が進行しているため、企業努力だけではコストの上昇分を吸収できなくなったためだとしています。
菓子については、内容量の変更はこれまでも行ってきたものの、価格そのものを改定するのは、発売以来、初めてだということです。
菓子業界では、明治もチョコレートやグミなど136品目について来月の出荷分から値上げすることにしていて、原材料の価格上昇が続く中、今後も、値上げの動きがさらに広がることが予想されます。
-- NHK NEWS WEB