新型コロナの影響で開業が延期されていた、東京ディズニーリゾートのホテルが5日にオープンしました。運営会社は、回復が期待される観光需要の取り込みにつなげたいとしています。
千葉県浦安市にある東京ディズニーリゾートにオープンしたのは、映画「トイ・ストーリー」をテーマにしたホテルで、5日は記念の式典が行われました。
テーマパークの運営会社は当初、315億円を投じて昨年度中に開業する予定でしたが、新型コロナの影響で延期となっていました。
隣接する2つのテーマパークでは感染拡大で入場者を制限し、それぞれ2万人を上限としていましたが、先月からは「収容人数の50％を超えない範囲」に緩和しています。
運営会社は、新しいホテルの開業を回復が期待される観光需要の取り込みにつなげたいとしています。
1組目の宿泊客となった山梨県に住む笠井美里さん（23）は「ここにホテルができると決まってからずっと楽しみにしていました。ホテルの至る所にキャラクターがいるので、一緒に写真を撮るのが楽しみです」と話していました。
ホテルを運営する会社の今村嘉里部長は「テーマパークが運営制限を行っているときは、ホテルの稼働率も低い状態が続いていた。入園者が増えれば、合わせて宿泊を楽しもうという需要も増えると期待している」と話していました。
-- NHK NEWS WEB
